南シナ海に石油185億トン相当のメタンハイドレート埋蔵―中国当局調査 - Điều tra của nhà đương cuộc TQ: Mỏ khí đốt tương đương với 18.5 tỷ thùng dầu thô trên biển Đông

2008年12月03日

 

 中国の国土資源省の調査によれば、南シナ海北部海底に石油相当で185億トンに達するメタンハイドレートの埋蔵量が確認されたという。同省の専門家は、これは中国が南シナ海で確認している石油・天然ガスの埋蔵量の6倍に相当すると、中国国営新華社通信に言っている。
 メタンハイドレートは、低温かつ高圧の条件下で、メタンを中心にして周囲を水分子が囲んだ形の固体結晶であり、新たなエネルギー源として注目されている。燃焼効率がよく、石油や石炭に比べ燃焼時の二酸化炭素排出量がそれらのおよそ半分であるため、地球温暖化対策にも有効な新エネルギーと目されている。

南シナ海地図

 

 中国が、南シナ海のメタンハイドレート独占を目指すであろうことは想像に難くない。11月20日に『中国、初の空母建造に着手の模様-海洋においても急速に軍拡』の中で指摘したとおり、中国は、世界に飛躍するために海洋に進出するという大戦略を鄧小平時代の1980年代から堅持している。一つは、外洋へ外洋へと進出する方針であり、もう一つは、エネルギー確保のための海洋進出である。すなわち、エネルギー輸送路を確保するとともに、近海における海底油田の発掘を活発化させるということである。メタンハイドレートの莫大な埋蔵が発見されたことにより、中国の海洋戦略のうち「エネルギー確保」が南シナ海で活発化することは間違いない。そして、すでに指摘されている通り、建造予定の空母が南シナ海を遊弋するとなれば、周辺諸国への威嚇効果は極めて大である。パラセル(西沙)諸島は、中国が実効支配しているものの、台湾とベトナムも領有権を主張している。また、スプラトリー(南沙)諸島は、台湾、中国、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイが領有権を主張しており、現在、台湾、中国、フィリピン、ベトナムがそれぞれ一部を実効支配している。
 南シナ海は不安定化することは、我が国のシーレーンが脅かされることに他ならない。南シナ海が「中国の湖」と化することは安全保障上極めて危険なことである。
 ところで、メタンハイドレートは、採掘が極めてきわめて困難であり、なかなか採算ベース乗らず実用化されない。実は我が国の近海にもかなり多くのメタンハイドレートが存在しているとされるのだが、実用化される気配がないのはそのためである。中国政府は昨年5月、南シナ海の北部海底でメタンハイドレートの試料採取に成功し、調査研究が世界先進レベルに達したと強調していたが、やや疑わしい。ということは、メタンハイドレートが中国にとって使いにくいものであれば、南シナ海への進出圧力を緩和できる可能性があるということである。そのためには、日本のメタンハイドレート採掘技術を中国の手に渡さないようにすることが間接的には役に立つかもしれない。ただ、中国が「行儀よく」周辺国と共同開発をするようなことがあるとすれば、その時は日本も技術提供をしてよいのであろうが、今のところその可能性は著しく低いと言わざるを得ない。


 

takami_neko_shu0515 at 07:47 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ! 0拍手中国  | エネルギー・資源
 
 

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